愛する人に「あなたの子供になりたかった」
と言ったことがある。
「永遠も絶対もないもの」だから。
親子にだけは「ある」のだと、
父が死ぬまで見せてくれたから。
お一人様で独身の私でも、
傷つけたり傷ついたり、壊したり壊されたり
色んな恋愛をしてきたからこそ、
感じられること。
この人が欲しいと思い、想いが重なれば
永遠が欲しいと願う。
その永遠が「ないもの」だと気づいた時、
「今の記憶が永遠になる」ことを知る。
例えその人が傍にいなくても、
永遠にその人を愛することになる。
愛するとはきっと、そういうことだと。