横紋筋融解症
先日、私が生死をさまよった病気、
横紋筋融解症( Rhabdomyolysis )のことが
放送されていた。もう20代の頃の話だ。
映画の撮影中に病が発症し、車椅子で入院生活となった(子宮筋腫も併発)映画も当然降板に。
この病は大きな運動量や長時間の運動が原因で
「筋組織が破壊することで
筋細胞中の成分が血液中に浸出」して
引き起こされます。
山を降りたばかりの登山家でも、筋細胞の数値(CPK)が200位なのに対し、私は1万6千という破壊的な数値。教授がぞろぞろと若い医師を
連れてレポートを取りに来るほどだった。
若い命がどう終わり行くのかを見られている
ようで「私は死ぬのだろうか」と窓の外を
眺めていた。
「人は命を削ってお金を稼いでいる。
お金を渡すということは命を渡すということ」
山本KID氏をサポートしたダルビッシュ有氏が
言っていた。彼はそれだけ価値のある人だと。
比べものにならないけど、私もお客様に
言われることがある。
「あなたの命を削っているんだよ」と。
そんなそんな。でも大げさかも知れないけど、
グリグリが誰かの命のバトンになることが
あれば、やっぱり私は尽力したいと思う。
「死に至る病」と言われ、治療法もなく
筋細胞が破壊して身動きの取れなかった私が、今この筋肉を使ってグリグリ施術出来ているのは奇跡であり、使命というかお役目なんだろう
時にお客様に奇跡が起きることがある。
同じように私もお客様から命を渡されている。
筋腫については大量出血で死ぬのでは?!と
思う時があるほど私の中で増殖しているけど
2度目のオペはしない。
スマホの充電だって「残り10%」からが、
けっこう粘り強いんだ。