トッケビ
「運命と宿命」「現世と前世」「記憶と忘却」
何度も何度も胸がしめつけられる。
切なくなって泣いて、
あったかい気持ちになって又泣いて。
もう超大作の映画をずっと観ているかのような、16話のドラマとは思えない作品。
映像も美しく、衣装もそれぞれおしゃれ。
全て見終わると
小旅行が終わってしまうような寂しさ。
それはまるで愛しい人と深い時間を過ごした後、ずっと余韻が残って思い出してしまう
ような残り香に似ている。
亡くなった直後に「現世の記憶を消すお茶」が
出されるのだけど、現世の記憶のまま
来世も探して会いたい人がいたら
飲まないだろう。私なら飲まない。
よく「初めて会った気がしない」と言われますがそんな時、きっと前世のどこかで会っているんだろうなと感じます。
このドラマは
今があること全てに感謝したくなる、
そんな物語でした。
出逢いも別れも、きっと魂は覚えている。